TOBBYの日記

#日常のインサイト

消費者心理について考えてみた件②

前回の記事で、消費者インサイトとは、消費者の購買行動の奥底にある、ときには本人も意識していない本音を指すと書きました☆

 

顧客にリサーチをしても答えが得られるものではなく、マーケティング担当者が様々な思考や議論を重ねながら見出すものなので、表層的な調査やマーケティングフレームワークに当てはめただけでは見えてきにくい部分と言うことです☆

 


「掃除機の改善」のために吸引力向上を目的にするなら、
機体の内部のモーターの回転率をいかにして上げていくのか?を考えれば良い。

 

技術的なアプローチで課題解決をすればいいわけです。
だから技術にたくさん投資すればいいし、日本の製造業はそうやって世界市場に勝ってきました。

 

また、「洗濯洗剤の汚れ落ち向上」を目的にするなら、ワンプッシュで汚れ落ち面積をいかにして広げるか?

 

いかに早く汚れをふき取るのか?を考えれば良い。

 

しかし、ある日突然に「吸引力は変わらない」プロモーションにより「吸引力の向上は大事では無い」

と消費者は気づくわけです。大変高価な商品にも関わらず、世界的に売れていくわけです。

 

日本の技術力が補おうとしてこなかった領域なので、完全にプロモーション勝ちです★