TOBBYの日記

#日常のインサイト

マクドナルドでサラダが売れない!から考えてみたインサイト

マーケティング担当ならよく聞く話ではあるが、マクドナルドの客に「ファストフードでどんなものが食べたいか」というアンケートをとった結果、野菜が必ず上位に入るが、サラダメニューを出した結果まったく売れなかったという話がある。

 

かつてマクドナルドが顧客に「マーケティング調査をした際に、
最も顧客が求めていたものはハンバーガーと同等に【サラダ】だったという話がある。


素直にデータに基づいてマーケティング戦略を練れば、
『よし、じゃあハンバーガーのメニュー欄の隣にサラダメニューを追加しよう!!』となるだろう。

 

http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2006/release-060419c.html

 

しかし実際にはサラダはヒットしなかった。
何でだろうか??

 

●顧客の声を聴いてるだけじゃものが売れない

 

以前の時期にも書きましたが、データを真に受けていたら真のインサイトを探ることができません。
むしろ顧客の「本質的なインサイトは、データが「語らない部分に隠されていると僕はん学んできました。


※以前の記事から⇓
1つ目は、データは事実だが、真実とは限らない。
2つ目は、データの「意味」を考えなければならない。

ということ。

 

「顧客・ユーザは自分が何が欲しいのかわかっていない」という話が、商品企画や企業経営の場面でよく出てきます。
「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。」ヘンリーフォード
「ドリルを買いに来た人が欲しいのはドリルではなく穴である」マーケティングの某権威者
「多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ」スティージョブズ  


コンテンツマーケティングにしろドリルにしろ、データが生まれた背景、消費者が"それ"を選択する理由、行動の背景にある「意味」を読み取らなければ、データは何の役にも立ちません。

 

【続】