TOBBYの日記

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感想文☆『自分の時間を取り戻そう』なぜ今、生産性?

ちきりんの『自分の時間を取り戻そう』を読んでの感想です~

 

本書は時間の使い方に対して、社会で急速に進みつつある変化の本質と、個人の時間に対する捉え方の転換という2つの視点から書かれています。そしてこの2つの視点が行きつく答えとして「生産性」の重要さを取り上げています。

 

また生産性の捉え方として、ロジカルシンキングなどのHow Toではなく、ライフスタイルの価値観や判断軸の一つとして位置づけています。

 

後半は、生産性を上げる具体的な方法として、時間と成果を正しく理解した上で、投入時間を減らしながらやるべきことを見極めるといったアプローチが紹介されています。

 

社会の変化と個人の生産性

 

急速に進む社会の変化の本質に焦点をあてた部分では、技術の進歩の本質を「生産性の向上」として捉えた上で、その担い手が変わってきた点にとても興味を持ちました。

 

農業が主たる産業であった時代から産業革命以降に生産性の概念が工場の生産ラインに持ち込まれ、現代では一人ひとりの生産性が求められる時代へと遷移している点に産業変化のダイナミズムを感じました。

 

また、日本のホワイトカラー業務では生産性という概念が無視され続けているという指摘はとても鋭いです。

  

これまでホワイトカラー業務におけ?生産性=高い成果を挙げることとして捉えている人が多いと思いますが、それはアウトプットのみ着目した考えであり、対コスト意識が薄かったということを著者は主張しています。

 

生産性への意識を持つことは、年次に関係なく重要な課題だと思いますし、早い段階からその意識を持つことが重要でしょう。

 

と、学びになりました。では☆